メリア&れもんのごはん漫才

れもんと喧嘩するメリア 雑記

 第2話にて「糖質(食事)がシステム稼働のエネルギー源になる」という衝撃の仕様が
判明したれもん。第6話はギルドの食堂でレオンと食事をするメリアの目の前で、容赦の
ない「必要経費(つまみ食い)」が次々と執行されることになりました。

 今回は2人の微笑ましい(?)やり取りの裏に隠されたシステム設定と、今後の展開に
関わる重要な伏線をまとめてご紹介します。

システム稼掘資料:れもんの「演算コスト」と食事制限

 今回の食事でも、れもんはメリアにしか見えない不可視の状態で大活躍(大食い)を
見せました。

今回の被害状況(れもんの戦績)

鳥の串焼き:3本中1本消失
パン   :1切れ消失(のちに半分だけ返却)
豆の煮込み:前足で器用に転がして数粒消失
スープ  :メリアの許可を得て、テーブルの端でちびちび摂取

れもんの言い分:「さっきより消費が多かった(だからパン半分は演算コスト)」「必要経費」

設定チェック:玉ねぎから「スープ」への改善

 第2話では、普通の犬には毒である「オニオンサラダ」を食べてエネルギー変換効率の悪さに
不満を漏らしていたれもんですが、今回のスープ(鳥や腸詰、豆の旨みが溶け込んだもの)は
ちびちびと満足そうに飲んでいました。毒性無効化があるとはいえ、やはり犬(型システム)の
本能としては、玉ねぎよりもお肉やスープの方が「効率」的にも精神的にも美味しいようです。

メリアの超理論?「豆の蒸発」とレオンの違和感

 れもんのつまみ食いを必死に隠蔽しようとするメリアの、ポンコツで可愛い(?)やり取りも
見どころです。

レオン:「豆の皿、さっきより減ってない?」
メリア:「……蒸発」
レオン:「豆は蒸発しない」
メリア:「する。たまに」

レオンは「まあ、そういうことにしておくか」と大人の対応でスルーしてくれますが、メリアが
横を向いて小声で「それはあなたのじゃない」「ダメ」と“誰か”と真剣に喧嘩(会話)している
姿をバッチリ目撃しています。

今後の伏線:レオンの頭に残った「小さな違和感」

 レオンは最後に直球で「さっき誰と喧嘩してたんだ?」と問いかけ、メリアはまたしても
「……独り言」で押し通しました。レオンはそれ以上追及しませんでしたが、彼の頭には
「小さな違和感」がしっかりと刻まれることに。レオンは「剣が立ち、頭も回る」失踪した
姉・メルに育てられた男の子です。メリアの「現象の再現(魔法)」の規格外な実力も知って
いるため、この違和感がいつか「メリアの周囲に“見えない何か”がいる」、あるいは「思考
制御OS」の存在に気づく伏線になる可能性は非常に高いでしょう。

スポットライト:冷徹なメリアが見せた「別の顔」

 今回、最もエモかったのは「レオンの視点から見たメリアの表情の変化」です。
 これまでのメリアは、レオンが重い過去(姉の失踪)を話している時も表情を動かさず、
静かに聞くだけの少女でした。しかし、れもんがスープをちびちび飲む様子を見つめている時、
メリアの口元は「本当に、少しだけ」緩んでいました。それを見たレオンは、「あんな顔も
するんだ」「同一人物なのに、全然違う顔だった」と、胸の中で静かに驚きを抱きます。

 れもんに対してだけ見せる、メリアの「楽しかった」という素の感情。そして、夜の帰り道に
「強くなりたい」と呟いたレオンに対し、何の根拠もなく、ただ力強く「……なれる」と
言い切ったメリアの優しさ。

 れもんという相棒がそばにいるからこそ、メリアは過酷な運命の中でも人間らしい心を保ち、
他人に寄り添うことができる――そんな2人の深い絆(と、それに救われるレオン)がじんわりと
伝わってくるといいなぁ……という作者の願望が込められた回です。

次回公開

6月10日21:00
あえて「聞かない」という不器用な誓い

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