この物語の舞台となる世界「アルケミア=ノエシス」には、絶対的な秩序を
守護する主神が存在します。その名は、女神ノエリア。
彼女がどのような存在であり、この世界をどう見つめているのか。
世界という書物の唯一の読者
彼女が司る権能は知識。この世界に存在するあらゆる事象、物質の構造、
そして生きとし生ける者の思考に至るまで、すべてを「情報」として、読み
取ることです。彼女にとって、この世界は一冊の巨大な書物であり、彼女は
そのページがめくられる瞬間に立ち会う唯一の読者でもあります。
確定した情報の守護者
彼女が神界の聖堂から動かないのは、この世界で「起きたこと」をすべて
正しい記録として書庫に定着させるためです。彼女の手によって刻まれた
事象は、二度と書き換えることのできない「確定の事実」となり、世界の
安定を支える礎(いしずえ)となります。
女神ノエリアは、常に神界からすべてを観測しています。第0話で描かれた
あの静かな聖堂の光景もまた、彼女の巨大な知識の書庫に刻まれたページに
過ぎません。
「得たもの」の裏側に、どのような「代償」が隠されているのか。観測者の
視点で物語を紐解いていくと、また違った景色が見えてくるかもしれません。
次回公開
3月28日21:00
「アルストロメリア」 ―響きと「白」に託した再始動―


